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空気をはかった男の子

The Boy Who Weighed Air

B2 · Upper intermediate · 1 min read

トマスは十歳で、一つのことをかなり強く信じていた。空気には重さがあるということだ。お姉さんのエリサは、トーストを落としそうになるほど笑った。「空気なんて、何もないよ!」と言った。「それが空気のいいところなんだから。」トマスは何も言わなかった。車庫から空気のぬけたサッカーボールを持ってきて、台所のはかりにのせ、数字を書いた。それから、ボールを石のようにかたくなるまでふくらませて、もう一度はかった。

数字は数グラム大きくなっていた。エリサはボールを手に取り、もう一度はかりにのせて、まゆをひそめた。こわれていないか確かめるために、はかりを二回、一度はスプーンをのせて、たしかめた。こわれていなかった。ドアのところで聞いていたお父さんは、同じ空気が、まわりのあらゆるものにおしつけていて、わたしたちは決してそれを感じないのだと、説明した。

トマスはサッカーボールを学校に持っていって、クラスに見せ、科学のコンテストでリボンをもらった。エリサは、これまで一度も自分がまちがっていたと認めたことがなかったが、トマスのてつだいになって、「空気部の部長」という名前を自分につけた。

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