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火をふけないドラゴン

The Dragon Who Couldn't Breathe Fire

A2 · Elementary · 1 min read

エンバーは若いドラゴンで、火がふけませんでした。せきをすると、豆つぶほどの火花が少し出るだけです。大きなドラゴンたちは笑いました。「エンバー、ろうそくにも火がつけられないだろう」

冬の夜、エンバーは雪の中を山からおりました。四十けんの村では、どのまどもくらいです。パン屋のマーシュさんが、冷たいかまどのそばにすわっていました。「あらしで火が消えたの。マッチもぬれているわ。あしたはパンがないわ」

マーシュさんはドラゴンをこわがりません。「かまどに火をつけられる?」

「火花をせきで出すだけです」とエンバーは言いました。

「じゃあ、せきをして」

エンバーは一晩中せきをしました。夜明けにかまどが赤くなり、あたたかいパンが焼けました。マーシュさんはドアにかんばんをかけました。「エンバー、公式かまど点火係」。エンバーの火花は、ちょうどいい大きさでした。

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