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Nature

キツネとランタン

The Fox and the Lantern

C2 · Proficient · 2 min read

冬の森では、夜は長く、空は雲でおおわれていた。ある夕方、キツネは、きこりの小屋のそばのくぎにつるしてあるランタンを見つけた。歯でくわえて自分の巣に持ち帰り、とてもほこらしい気持ちだった。まるでランタンではなく、月をぬすんだかのようだった。森のほかのだれも、自分の光を持っていなかった。

そのあいだ、ほかの動物たちは暗い中でつまずいていた。ハリネズミはみぞにころがり、フクロウは枝にぶつかり、ウサギの家族は呼びあいながら、家に帰る道が見つからなかった。キツネは巣の中で聞いていて、耳がぴくぴく動いたが、分けたくなかった。

三日目の夜、巣に一人でいると、光は小さく見えた。からっぽの巣と、かべにうつる自分の大きなかげだけを、照らしていた。四日目の夜、炎は小さくなり、ゆれて、消え、巣はこれまでになく暗くなった。

朝、はずかしくなったキツネは、冷たいランタンを持って霜の中をもどり、きこりの足もとに置いた。森のだれがそんなに光を必要としていたのだろうと、一晩中考えていたきこりは、すぐに分かった。「のどがかわいていたんだ」と彼は言った。油を入れて、元のくぎにはもどさず、森のすべての道が出会い、どの動物にも見える分かれ道につるした。その夜、ハリネズミ、フクロウ、ウサギたち、キツネは、いっしょにその下にすわり、ハリネズミはキツネのために場所をあけた。フクロウは、フクロウが認めたい以上にたくさんの枝にぶつかっていたので、何も言わなかった。それが、お礼の言いかただった。冬のあいだ、キツネはほかの動物たちと、光の下にすわっていた。巣にしまった光は小さいが、分かれ道につるせば、みんなに十分な大きさになる。

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