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Legends & history

おどるヤギ

The Goats That Danced

B2 · Upper intermediate · 1 min read

エチオピアの古い伝説によると、コーヒーはカルディというヤギ飼いが見つけたという。ある晩、彼はヤギたちが夜になっても落ち着かず、月の下でとびはねておどっているのに気づいた。みんな目がさえて、いたずらっぽくなっていた。理由がわかるまでには少し時間がかかった。ヤギたちは、丘の斜面にはえている木の、つやのある赤い実をかじっていたのだ。

カルディは生まれつき好奇心が強かったので、自分でも実を少し食べてみた。心地よいおちつかなさが体に広がり、一晩じゅう歩けそうな気がしてきた。彼は近くの修道院へ急ぎ、院長に実を見せて、見たことを話した。

院長は感心しなかった。実は危険だと思いこんで、火に投げこんでしまった。ところが、炎は思いがけないことをした。あたたかくて豊かな香りが部屋に広がり始め、修道士たちが集まってきたのだ。彼らは焼けた豆をおき火の中からかき出し、くだいて、熱いお湯をかけた。こうして世界で初めてのコーヒーができた。それから修道士たちは、長い祈りの時間にねむくならないように、それを飲むようになった。この話にどれだけ本当のことがあるのかは、だれにもわからない。でも、いい話だ。

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